原皮の種類と特長 |
皮の中では牛皮が最も多く一般的に使われています。
その80%以上は輸入に頼っており、主に北米・オーストラリアで、その他ヨーロッパ・ニュージーランドなどから輸入されています。
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牛皮の種類 |
カーフ |
生後約6ヶ月以内のもの=表皮(銀面)のキメと繊維組織が最も細く手触り等あらゆる面で最高品質のもの。
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キップ |
生後約1年以内のもの=カーフよりやや厚めですが、カーフより丈夫で表皮も美しく使い易い上質の皮。
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カウ |
生後約2年の牝の成牛=2歳以上を成牛と云い上記2種と比べて表皮は少し荒くなりますが丈夫。 |
ステアー |
生後3〜6ヶ月に去勢した牡の成牛=牛皮の中で最も良く使用されているもの。
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ブル |
生後3年以上の牡の成牛=皮が最も厚く、繊維組織も荒い。丈夫な厚ものに向きます。靴の底革など。
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地生 |
国内産の牛皮=成牛が多く、輸入皮よりキメが細かく上質だが、やや肉厚が薄い。
その他の皮の種類と特長
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その他の皮の種類 |
ピッグスキン |
豚皮で非常に丈夫。少し固いのが特徴。
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ペッカリー |
野生の猪の一種で、南米・ヨーロッパの山や森で生息。柔らかく肉厚で高級品。特に手袋に向く。
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キット |
子山羊皮でキメが細かく最上質のものです。手袋・靴・小物類に向く。
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ゴート |
山羊皮で、軽くソフトな感触が好まれる。衣服・手袋・小物向き。
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ラム |
子羊で柔らかくソフト。衣類・手袋・小物向き。
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馬皮 |
馬皮は銀面が摩擦に弱いがソフトで丈夫。 |
コードバン |
馬の尻の部分で、繊維が緻密で光沢が美しく丈夫。
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カンガルー |
しなやかで軽く丈夫です。肉厚が薄いのが特徴。競技用スパイクなど。
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オーストリッチ |
駝鳥の皮で羽根跡の模様が珍重されています。
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セーム革 |
小鹿の皮を油鞣しで仕上げたソフトなもの。水洗いも出来る。
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ハ虫類 |
ワニ・トカゲ・ヘビ・カメ等の動物の皮で、それぞれの独特の模様が好まれてます。
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アニマル |
俗称で、上記以外の珍しい動物。例えばゾウ、カモシカ、カバ等色々ですが、最近はワシントン条約による捕獲禁止や輸入禁止等により入荷するものは殆どない。 |
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