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PS(フォスファチジルセリン)とは
PSは大豆から抽出されたリン脂質の一種で、脳の働きを維持し、記憶力や認識力を回復・改善するのに役立つことが数々の臨床試験で明らかになってきました。
1000億近くあると云われる脳細胞の細胞膜はリン脂質で構成されています。
私達の脳には、リン脂質が多量にあり、穀物では大豆に微量に含まれています。
脳細胞の生命維持や活動に必要な栄養の取り込みと老廃物の排出は、全て細胞膜を通して行われており、神経情報の細胞内伝達にも細胞膜が重要な役割を果たしています。
PSは一般食品には微量にしか存在しないため、食事から必要量を摂取することは難しく、従来のPSは牛脳等からでしたが、現在は大豆から抽出しています。
特にドイツ、アメリカが優れた技術を開発しています。
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PSの作用
1.細胞内への栄養の取り込み促進
細胞膜を蘇生してエネルギー源となるブドウ糖の取り込みを促進し脳細胞の働きを活発にする。
2.細胞間の情報伝達を促進する
細胞間の神経突起網即ち、神経回路の働きを効率よくして情報伝達を円滑にし、思考機能を活発化する。
3.神経伝達物質の生成を促進
神経伝達に関わるイオン、アセチルコリン、ドーパミン等の脳内物質の生成を促進するので、情緒不安定、パーキンソン症の運動機能なども改善される。 |
◇「高齢ボケからアルツハイマー型痴呆症まで」
健康な人でも加齢に伴って脳が萎縮し、小さくなっていきます。脳の萎縮は、脳を形作っているニューロン細胞が死んでその数を減らしていくことによります。
しかし、このニューロンの脱落に先だって、神経突起の変性と萎縮が始まります。
神経突起は細胞間の情報を伝える役をしているので、神経突起の変性がボケの始まりと考えられます。
◇「海外でも臨床試験」
1987年ベルギーのリュージュ大学で初めて軽度から中等度のアルツハイマー病の患者35人を対象とした臨床試験(ヒトでの試験)が、医師や患者の予断、偏見、期待感、暗示を排除するために無作為プラセボ二重盲検試験法(患者を任意に2つのグループに分け、一方のグループに実薬を、他のグループにはプラセボ(偽薬のこと)を投与し医師にも患者にもいずれが投与されているか知らせない試験方法)で行われ、PSの効果が確認されています。
その後世界中で続々と同じ試験法で実施され、軽度〜中等度のあアルツハイマー病及び痴呆症、うつ症、さらにはこれらの陽気にたかるあえに 発言する年齢起因性の記憶力、認識力の低下をも改善することがわかりました。 |
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