「毒素をためると病気になる
排毒・解毒で病気は治る」
本部千博著(アールズ出版発行)より抜粋
参考資料
毒素っていたい何?
毒素と言えば、一般にすぐ思いつくのは、病原菌やウイルスです。
毒素は体の外から入るものだけとは限りません。仕事や運動で筋肉を緊張させると「硫酸」などの
疲労物質がたまり筋肉痛を引き起こします。これも毒素です。
毒素には体の外から体内に入って毒素となるものと、何らかの要因で体内で作り出されるもが在
ります。
体の外から入る毒素の因となるもの |
細菌、ウイルス、医薬品(抗生物質などの)、健康食品、漢方薬やど
体の中で毒素を作り出す要因となるもの |
アレルギーを起こす食品(蛋白質)、花粉や粉塵、紫外線、
疲労、ストレス、便秘、不眠など
毒素をためるとどうなるか?
毒素が血液にたまると、オ血(ドロドロの古血)と言われるものになり、おでき(これは排毒作用の一種です)など色々な病気の元になり、特にお肌にとっては大敵です。
関節や筋肉にたまってくると、それぞれ筋肉痛や関節痛などになります。
極度のストレスなどにより作り出される毒素は時にガン細胞などの発生や増大に関係している場合も
あります。
毒素がたまると風邪を引きやすくなります、風邪を引くと発熱して体内に溜まった毒素を汗などで排出します。逆に抗生物質などで熱を抑えてしまうと折角の排毒作用を押さえ込んで毒素を体内に留めたまま、一見風邪が治ったかに感じることになります。
結果、毒素を更に体内に留めたまま次の病気の要因を保持することとなります。
デトックス=排毒と解毒
「毒素」「滞り」「固まり」の三角理論
身体には血液やリンパ液とともに生体エネルギーが流れています。東洋医学ではこれを「気、血、水」といます。生体エネルギーは”気”の流れ、そして血液とリンパ液はそれぞれ”血”と”水”にあたります。
この三つの流れは川の流れと同じでどこかに溜まりだ出来るとそこにヘドロが溜まります。これが毒素になります。でも、再び流れが戻れば毒素もきれいになります。
”気”の流れは主に筋肉や腱にそってあるいは筋や腱を流れています。流れが滞ると筋や腱が毒素で硬直し硬くなります。
気や水、血液の流れと、筋や腱の硬直、そして毒素のたまり具合は図のようにそれぞれが三角形の頂点を形つくる関係になります。流れが悪くなると体が硬くなり、毒素が溜まってきます。図の内回りの循環で、一言で言えば悪循環です。
反対に、流れがスムースになれば体は柔らかくなり、毒素は消えていきます。図の外回りです。こちらは好循環を生み出すことになります。
毒素が溜まる悪い循環
⇒毒素が滞りを生み、更に毒素を増やす⇒循環が滞ると固まりを生む、更に停滞を増す⇒固まりが毒素を蓄積して、更に硬直する。
毒素が解消する良い循環
⇒滞りが解消すると、排毒・解毒が進み、更に循環が良くなる⇒固まりをとかすと、循環機能が改善し、
固まりはより改善より解消される⇒排毒・解毒が固まりを解し、更に毒素は解消される。
デトックスのメカニズム